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気になる一品

「民藝運動の名品マグネット」(アサヒグループ大山崎山荘美術館)

 無名の職人が生み出した生活道具を「民藝(みんげい)(民衆的工芸)」と名付け、重んじる民藝運動を、100年ほど前、柳宗悦や河井寛次郎、浜田庄司らが提唱した。

 この美術館はその河井や浜田、バーナード・リーチらが手作りした品々を多く所蔵。名品とされる皿やつぼなどを、手のひらサイズのマグネット(8種、各750円)として販売している。「冷蔵庫など普段目に入るところで使っていただければ、と企画しました」と学芸員。そこには民芸品に通じる、暮らしに即した工芸品の「用の美」をたたえるこころがある。

 ◆京都府大山崎町銭原(電話075・957・3123)。[前]10時~[後]5時(入館は30分前まで)。原則[月]、年末年始休み。19日[土]~7月6日[日]に「つながる民藝 縁ぐるり」。

 

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