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気になる一品

「風呂敷」(荏原 畠山美術館)

縦70センチ×横70センチ。絵柄はプリント

 昨年9月に畠山記念館から名称変更してリニューアル。新設されたミュージアムショップでは、能装束「金地南天に草紙模様縫箔(きんじなんてんにそうしもようぬいはく)」の図案を使ってデザインした「風呂敷」(2970円)が上品な輝きを放っている。
 収蔵品の中でもこの能装束は色彩華やか。金箔(きんぱく)を貼った装束地は、金色に近いあでやかな黄色の綿シャンタン生地で表現。本来の柄では南天と草紙の合間にいた小鳥を、羽ばたかせるかのように周りに再配置して躍動感を出した。南天は「難を転ずる」という縁起物。手軽に優雅に、めでたい気分をどうぞ。

 

◆東京都港区白金台2丁目。午前10時~午後5時(10~3月は4時半まで、入館は30分前まで)。1500円(現金不可)、ネット購入1300円。原則月曜(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始休み。ハローダイヤル050・5541・8600。問い合わせはHP(https://www.hatakeyama-museum.org/contact/)。

荏原 畠山美術館 https://www.hatakeyama-museum.org/

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は4月15日紙面掲載時のものです。商品は売り切れる場合もあるので改めてご確認ください)

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