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#ババババンビの紫色担当 近藤沙瑛子さんスペシャルインタビュー 

朝日新聞夕刊「グッとグルメ」出演記念
 

 ――子どものころから応援し続けるロアッソ熊本の応援アンバサダーの就任はうれしかったでしょうね。

 私はもちろんうれしかったのですが、20年近くロアッソのサポーターをしているフラッグ隊の父、そして母が、私以上に喜んでいました。#ババババンビの日本武道館のワンマンライブ(2024年3月14日開催)が決まったときよりも、明らかに反応がよかったです。

 私自身はうれしい半面、これからどうすればいいのかな、と。10歳のころからスタジアムに通って応援してきたので、サポーターの活動以上に応援アンバサダーとしてするべきことは何かな、と考えました。一生懸命に応援することは変わらないけれど、SNSの発信は意識して積極的にやるようにしました。あとSHOWROOMなどの配信のとき、サポーターなら親しみを込めて選手を呼び捨てにしたりニックネームで呼んだりしますが、応援アンバサダーとしてそれはちょっとなあ、と思うので気をつけています。

 

 

 ――ロアッソ熊本のクラブカラーは赤色です。近藤さんの担当カラーは紫ですが、赤色担当の岸みゆさんに「色を交換して」と迫ったり?

 しませんよ(笑)。バンビの赤色担当はきしみゆちゃんです、赤が似合っていて、かないませんから。でも、わたしのファンのみなさんが困ったようでした。

 初めて仕事としてメンバー全員でロアッソのホームに行ったのが、対藤枝MYFC戦だったのですが、藤枝のクラブカラーは私の担当カラーと同じ紫。紫一色の藤枝側のスタンドを目にして「向こうに行くべきなのか!?」と迷ったり、私の推しTシャツとか推しグッズも紫色なので、赤一色のロアッソの観客席で紫色を出していいのかと戸惑ったり。結局、ロアッソの赤いTシャツを買った人が多かったようです。

 

 

 ――#ババババンビは今年3月に日本武道館でワンマンライブを開き、新メンバー3人も迎えました。

 子どもが増えた、みたいな感じでしょうか(笑)。フレッシュさ、初々しさがグループの雰囲気に加わったんじゃないかな。3人とも頑張り屋さんなので、私たちにすぐに追いつき、追い越していくような気がします。結成5年目で中堅的な立ち位置になる中、がらっと雰囲気が変わったので、新しいバンビを見てもらって、新しいお客様が増えるといいですね。

 グループの目標ですか? 私としては、バンビはアリーナでライブをやったことがないので、全員でライブをしたいです、さいたまスーパーアリーナがいいな。あと、代々木公園の野外音楽堂でワンマンライブをやりたい! あの場所は通りかかった人の目にもとまりやすいので、前の方が有料、後ろは無銭(むせん=無料を意味するアイドルオタク用語)で。言葉にしないと叶わない、言わないと可能性が広がらないので言っちゃいます。

 ――近藤さん自身の目標は。

 サッカーの仕事をもっと頑張りたいですね。サッカー番組に呼んでいただけるくらいに。それと、歌を磨いてソロコンサートを開きたい。でも焦らず時間をかけて準備します、完璧主義なので。

 

 

 ――今回出ていただいた朝日新聞の「グッとグルメ」ではフジイの唐あげを紹介していただきましたが、そもそも唐揚げ、好きですか?

 唐揚げ、大好きです。それに私がつくる唐揚げもめっちゃ美味しいんですよ、自信あります。おばあちゃんの作る唐揚げがとても美味しくて、東京でその味が恋しくなるので、作り方を教わりました。おいしさの秘訣は……、内緒です。ヒントは下処置かな。自炊が好きだし、少し自分流にアレンジを加えたので、いまはおばあちゃんの味を超えてます! アルくん(愛犬)は食べないので、食べるのは妹だけですね。

(聞き手・桝井政則)

 こんどう・さえこ 熊本県出身。2021年にアイドルグループ「#ババババンビ」に加入。担当カラーは紫。#ババババンビは、えがお健康スタジアムで10月6日午後2時キックオフの対徳島ヴォルティス戦に登場予定で、ハーフタイムにライブもある。 

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