「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
和三盆糖や山芋、小豆、うるち米を使った、冷やしてもおいしく、あたためると、もっちり感がさらに増す、故郷の徳島の定番のお菓子です。
母親が茶道をやっていたことが大きく、物心ついたときから、実家には、小男鹿がお茶菓子としていつも置かれていました。母親がお抹茶をたてて、家族で食べるのが日常でした。
父親の仕事の関係者が色々なお菓子をくれることが多く、みんなで全部食べ比べても、やっぱり小男鹿が一番。友達がうちに遊びに来ても、ケーキの代わりに母親が小男鹿を出して、うまい、と食べていました。今も自宅に常備することはよくあり、作詞作曲、自分が主催するライブやイベントやフェスの構想を練りながら、エスプレッソと一緒に食べるのがお気に入り。自分の子どもたちにも、和風ケーキということで好評です。
和紙でできた包み紙も箱もきれいです。品良く丁寧に作られたお菓子とパッケージにもひかれてしまいます。帰郷して東京に戻る時の徳島土産でも、小男鹿を買うことが多いです。海外の友達には贈ったことはないけど、見た目も味もきっと喜ぶんじゃないかな。
◆本店 徳島市南二軒屋町1の1の18(問い合わせは088・623・1118)。
1棹(さお)2060円、半棹1130円ほか。
午前8時20分~午後5時半。
年中無休。
通販可。
さとう・たいじ ギターボーカル。バンド「シアターブルック」リーダー。
太陽光発電システムによるロックフェス「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」主宰者。26日(火)、東京・吉祥寺のスターパインズカフェでイベント開催。