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マリオンTIMES

AKB48 柏木由紀さん卒業公演 セットリスト+あいさつ(全文)+秋元康さんの手紙(全文)

4月30日午後6時 東京・秋葉原のAKB48劇場

 

2007年に15歳でAKB48の三期生としてデビュー。

2009年に初代チームBのキャプテンに就任。

2010年には派⽣ユニット「フレンチ・キス」を結成。

2013年にはソロ歌⼿デビュー。

2014年からは約1年間NMB48を兼任。

2015年の39枚目シングル「Green Flash」では⼩嶋陽菜さんとのWセンターとして初めてシングル表題曲のセンター。

2015年には選抜総選挙で⾃⼰最⾼の2位。

2015年から2019年までNGT48を兼任。

2024年の63枚目シングル「カラコンウインク」で初めてシングル表題曲の単独センター。

延べ52曲で選抜メンバー入り。

AKB48の在籍日数は6233日。

  

【セットリスト】(写真はすべて©AKB48)

カラコンウインク

⾔い訳 Maybe

シアターの⼥神

涙の湘南

涙に沈む太陽

ジッパー

⼝移しのチョコレート

遠距離ポスター

てもでもの涙

Two years later

フライングゲット

Virgin love

オネストマン

Green Flash

夜風の仕業

桜の花びらたち

初日

 

【柏木由紀さんのあいさつ】

 卒業コンサートが一カ月以上前にあって、そこでもいっぱいお話したので、その時はいっぱい⾔いたいこと考えてきたんですけど、きょうは本当に最後ですし、本当にAKB48が⼤好きな⽅、私のことを応援してくださる⽅が来てるかなと思ったので、その場で思ったことを⾔おうと思って来たんですけど、ちょっと実感湧いてないなというのが率直な気持ちです。

 このステージに⽴つと初めてこのステージに⽴った⽇のことをいまでもすごく思い出すんですよ。私はアイドルがすごい好きでアイドルになりたいと思ってAKB48を受けたのと、毎⽇ステージに⽴ちたいというのが私の夢だったので、その夢を叶えてくれるのがAKB48かなと思って受けたんですけど、まさか中学3年⽣当時の⾃分がこんなに⻑くアイドルを続けていて、こんなに⻑くAKB48にいるなんて本当に夢にも思ってなかったので、アイドルを好きで、アイドルになって本当にすごい楽しかったなぁって思います。

 卒業前にいろんなインタビューを受けたりとか、「⾟いことありましたか︖」「いろんなAKB48を⾒てきたけど、どうですか︖」とか聞かれるんですけど、本当になくて、毎⽇楽しかったですし、たしかに「思うようにいかないな」「⾃分は⻑くいてAKB48に何かできるのかな」と思うこともあったけど、そのときに⽀えてくれたのが、ファンのみなさんが「何があっても応援するよ」っていう愛情をたくさんくれたこととか、ここ数年よく⾔ってますけど、いまのAKB48が本当に⼤好きで、2021年にAKB48の単独コンサートをプロデュースさせていただいたのが、いままで⾃分がAKB48のために何かやりたいと声を上げたことが初めてのことで、それにメンバーのみんながすごくついてきてくれて、「AKB48、めっちゃ楽しいじゃん。私、これまでも楽しいと思ってたけど、みんなと何かに向かって⼀⽣懸命に頑張ったり、ときにはちょっと頑張ってみんなを引っ張ってみたり、これが私のやりたかったことなんだな」って、すごい時間かかったんですけど3年くらい前に思えて、何回か辞めた⽅がいいかなとか、同期とか先輩・後輩を⾒てそろそろかなと思ってきたけど  「AKBにいて良かった。まだまだAKB48で頑張りたい」と思って、この数年間が正直一番楽しかったなと思います。

 

 

 でも、いようと思えばもっとずっといれたと思うけど、「いまの⼤好きなみんなに⾒送ってほしいな」というのが最後に私が⾒つけた夢だったから、それがきょう⽇叶いました。そして最近知ってくださった⽅も、本当に昔からずっと応援してくださる⽅もこうやって「卒業おめでとう」「AKB48に⻑くいてくれてありがとう」とまさかこんなに⾔ってくれて……。⾃分がアイドル好きでやってるだけだと思ってたから、最後にみんなに「AKB48にいてくれてありがとう」と⾔ってもらえて、私の17年のアイドル⼈⽣が本当に素敵な形で幕を閉じれたなと、ファンのみなさんとメンバーに感謝しています。

 やり残したことは本当にないし、いろんな楽しいことがあった中でもここ最近が一番楽しかったです。いまのAKB48で卒業できて本当によかったなって、幸せだったなと思います。17年間AKB48やってアイドルやって、やっぱりアイドルが好きだなって思うことができたので、これからも真っさらになりますけど、ファンの⽅がいてくれる限り、歌って踊ってステージに⽴ち続けて、何年か経った後に「やっぱり柏⽊由紀ってアイドルだったね」と⾔ってもらえるような活動をしていきたいなと思いますので、これからもアイドル活動を⾒守ってほしいですし、これからのAKB48を温かく見守っていただけたらなと思います。

 17年間、本当に本当に温かい声援をありがとうございました。本当に楽しかったです。

 

 

【秋元康さんの手紙】

 柏⽊、結婚、おめでとう。あっ、間違った。卒業、おめでとう。⾊々、お祝いメッセージを頼まれるので、混乱してしまった。すまん。

 思い起こせば、17年前……AKB48の3期⽣オーディション、おや、あの頃は「3期⽣」なんて呼び⽅はしなかったなあ。

 何しろ、AKB48を作った当初は、毎⽇、⼆公演、⼟⽇は三公演して、これは1チームだけじゃ⾜りないとチームKを作り、それでも⾜りないということで、チームBのオーディションに来てくれたのが君でした。

 開店早々のめっちゃ忙しいスーパーの求⼈広告に応募してくれて、きょうまで頑張ってくれたベテランさんみたいな……。

 でも、君はすごい。

 決して恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を⾔うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた。

 みんな、なんでだと思う︖ 『それがアイドルだから』

 柏⽊はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割に⽂句を⾔う前に、まず、この場にいさせてくれてありがとうございますって、ファンや神様に感謝していたんだよ。

 後輩たちはずっと、そんな柏⽊の背中を⾒て来た。ファンもね。

 だから、柏⽊のファンって、ずっと応援してくれる。

 柏⽊由紀は連続ドラマなんだ。単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと⾒続けないとわからない。ファンのみなさん、後輩たち、これからも⾒続けてください。柏⽊由紀の物語。

 柏⽊、いつまでも、お幸せに!じゃなくて、いつまでも、応援しています。

 

柏木由紀さん卒業公演の記事
https://digital.asahi.com/articles/ASS4Z3RP0S4ZUTIL00NM.html

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