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『パリ13区』

“新しいパリ”と不器用な恋愛模様を大島依提亜氏がデザイン、メインビジュアル解禁!

(C)PAGE 114 - France 2 Cinéma
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 2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、ジャック・オディアール監督×セリーヌ・シアマ脚本の話題作『パリ13区』より、メインビジュアルが到着した。

 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』など数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督。待望の最新作では、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけ、“新しいパリ”の物語を、洗練されたモノクロの映像美で大胆に描き出した。2021年第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でお披露目されるや、フランス映画界屈指の世代を超えたビッグコラボが大きな注目を集め、絶賛を浴びた。また、第47回セザール賞では、撮影賞、脚色賞、音楽賞、有望若手女優賞、有望若手男優賞の5部門に選出された。

 舞台となるパリ13区は、高層住宅が連なり、多文化で活気に満ちて、まさに現代のパリを象徴するエリア。コールセンターで働くエミリーと高校教師のカミーユ、32歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィート。ミレニアル世代の若者たちが織りなす不器用で愛おしい恋愛模様が描かれる。原作は、今最注目の北米のグラフィック・ノベリスト、エイドリアン・トミネの3つの短編。『モード家の一夜』や『マンハッタン』にオマージュを捧げながら、洗練されたモノクロームで映し出す、誰も見たことのなかったパリがここにある。 本作をいち早く鑑賞したマスコミや観客から、「人間模様が緻密でうつくしい」「今まで見てきたパリ映画とは違う」「ここ数年で1番」と早くも絶賛の声が多数上がっている。

 メインビジュアルのデザインを手掛けたのは、これまでに『ミッドサマー』、『パターソン』、『ちょっと思い出しただけ』などのビジュアルを担当してきたデザイナーの大島依提亜氏。「つながるのは簡単なのに 愛し合うのはむずかしい」という、複雑な感情を表したコピーが浮かび、屋上に寝転びながら互いに視線を交わすエミリーとカミーユの姿が映し出されている。そんな二人の背景には、さまざまな文化や人種が混ざり合い、再開発が進むパリ13区の街並みを望むことができる。

 監督のジャック・オディアールは、世界中の映画祭で数々の賞を受賞し話題を呼んだ西部劇ロード・ムービーの前作『ゴールデン・リバー』に続く、待望の新作である本作について、「『ゴールデン・リバー』を撮ったあとは、自然とその真逆の都会の物語を自然と考えるようになりました。都市で暮らす登場人物、パリ13区という区域、色彩はなく、アクションはほとんどない物語を。」とコメント。今年70歳を迎えるオディアール監督のこれまでの作品にはない、新たな愛の物語が本作では描かれている。

 4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開

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