読んでたのしい、当たってうれしい。

シネマNEWS

『ストレイ犬が見た世界』公開決定&ポスタービジュアル解禁!

ほぼ全編が犬目線で撮影されたドキュメンタリー

(C)2020 THIS WAS ARGOS,LLC
(C)2020 THIS WAS ARGOS,LLC
(C)2020 THIS WAS ARGOS,LLC (C)2020 THIS WAS ARGOS,LLC (C)2020 THIS WAS ARGOS,LLC

▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/

 

 ほぼ全編が犬目線で撮影されたドキュメンタリー『ストレイ 犬が見た世界』の公開が決定し、ポスタービジュアルが解禁された。

 殺処分ゼロの国トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たち。ここではまるで風景に溶け込むように、自然に人間と犬が共存生活を送っている。自立心が強くいつも単独行動の犬ゼイティン。フレンドリーで人懐っこく、街ゆく人たちに挨拶を欠かさない犬ナザール。そしてシリア難民に寄り添う愛らしい表情の子犬カルタル…。彼らの視点で街を見渡せば、人間社会が持つ様々な問題と愛に満ちた世界が同時に見えてくる。

 舞台となるトルコは、世界でも珍しいほど犬との歴史と関係を持つ国。過去への反省から、安楽死や野良犬の捕獲が違法とされている国のひとつであり、動物愛護に関する国民の意識も非常に高い。2017年に、そんなトルコを旅した自身も愛犬家のエリザベス・ロー監督は、主人公となる犬ゼイティンと偶然に出逢い、「何か目的を持っているところに惹かれ追いかけた」と言う。犬たちが自由に街を歩き、人間との共存社会を築いていることに導かれ、彼らに密着し犬目線のカメラで追い続けたその世界は、信頼と愛に満ちていた。

 このたび完成したポスタービジュアルは、哀愁漂う表情の主人公犬ゼイティンの姿をメインに、「愛と人生を教えてくれた」というキャッチコピーが添えられ、あどけない表情の子犬のカルタル、犬たちが自由に闊歩するイスタンブールの港、そして犬同士の世界を垣間見せる写真が散りばめられた、「犬たちの視線」を感じられるビジュアルとなっている。

 ほぼ全編に渡って犬の目線と同じローアングルで撮影され、ごく普通の街の風景さえも新鮮な驚きとなって映し出される本作。地上を視覚的、聴覚的に再構成し、高性能カメラが半年間追いかけた先の知られざる世界とは――?

 2022年3月18日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開!

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )

シネマNEWSの新着記事

新着コラム