読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 杉本博司
    「Hyena-Jackal-Vulture」
    息絶えた動物に群がるハゲタカと近づくジャッカル。背後にはライオンが遠巻きに様子をうかがう。そこに写るのは、我々が「イメージする」生態系だ。

    2015/03/11 更新


  • ヴィック・ムニーズ
    「『裏面』シリーズ、星月夜」
    一見すると壁に立てかけられ、展示を待つ額絵の裏面のよう。しかし表に絵はない。

    2015/03/04 更新


  • 作者不詳(北方派の画家)「風景/顔」 いくら階段を上っても上りきれないなど目の錯覚を利用した「だまし絵」。今展は、2009年に好評を博した巡回展の続編で、20世紀以降の作品を中心に75点を展示する。

    2015/02/25 更新


  • 加山又造「音」 ハギの花が咲く庭の草かげから聞こえる物音に、ハッと目を向ける猫の親子――。「まるで時間や空間がぎゅっと凝縮されているよう」と学芸員の門田彩さんは話す。

    2015/02/18 更新


  • 舟越桂「長い休止符」 憂いのある表情で演奏のポーズを見せる男性。しかし腕の中に楽器はない。足元に広がる影に寄り添うように、鉄のバイオリンが置かれている。

    2015/02/04 更新


  • アンリ・マティス「馬、女曲馬師と道化師」 奏でる旋律や草むらの物音、心にわき上がるリズム……。そんな「音」にちなんだ展覧会が開催中だ。所蔵作品から約80点が並ぶ。

    2015/01/28 更新


  • 渡辺泰幸「土の音」 展示室の床に無造作に置かれた陶の球――直径約10~26センチの大小約100個の土鈴だ。

    2015/01/21 更新


  • 出和絵理「Forest」 冬の薄暗い灰色の空のもと、真っ白な森がほんわりと浮かび上がる――そんな光景を想起させる。

    2015/01/14 更新


  • 野村直城「ULTRA KUMAPON」 見た瞬間に、見る人の五感をくすぐる――そんな陶芸作品を集めた企画展が開催中だ。出品作家25人による、実に多様な造形の作品計86点が並ぶ。

    2015/01/07 更新


  • 「羊顔図202-03」 井上信太が展開する「羊飼いプロジェクト」は、ベニヤ板に、木炭やソフトパステル、チャコールペンシルを使って、羊の輪郭を描く。

    2014/12/24 更新