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渡辺英司「常緑」
ありふれた市販の人工芝。よく見ると、芝生が無造作にのびている!名古屋市を拠点に活動する現代美術家・渡辺英司さんの本作。プラスチック製の芝糸をところどころペンチで引きのばし、天然芝が自然に成長しているかのように見せた。
2015/08/19 更新
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パウル・クレー「植物のシンボル」
古来、植物は成長や生命力を象徴するものとして表現されてきた。7日から始まる「芸術植物園」展は、古代の文様から現代アートまで、さまざまな「植物」を陳列する。
2015/08/05 更新
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「英国手茶盌(わん)」
本作はイギリスのウェールズで制作された。左右非対称のゆがんだような形、緑がかった色は、織部のような風合い。
2015/07/29 更新
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「土に還(かえ)る」
「土に還る」シリーズは、鯉江が30代で注目された陶のオブジェだ。モチーフは鯉江自身の顔。今展の出品作は3点連作で、時と共に顔の形が崩れ落ちて「土に還る」様を表現した。
2015/07/22 更新
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「花瓶」
愛知県常滑市に生まれた陶芸家の鯉江良二(1938~)。陶のオブジェで注目を集める。今展は「自分史」と位置づけ、自身が創作の原点と語る器を中心に集めた。
2015/07/15 更新
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琅玕釉(ろうかんゆう)蟹付花瓶
花瓶のふちに爪をかける1匹のカニ。周りに装飾がない分、カニのリアルさが一層きわだつ。陶工、初代・宮川香山(こうざん)が最晩年に手がけた作品だ。
2015/07/08 更新
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「パリッシー・ウェア」
ヘビや蛾(が)、カタツムリなどの生き物がまるで生きているように高浮彫(たかうきぼり)で絵皿に表現されている。中世・ルネサンス期に活躍したフランスの陶工ベルナール・パリッシーの作品を復刻した。
2015/07/01 更新
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宮川香山「崖に鷹大花瓶」
明治期に超絶技巧で世界を驚かせた名陶工の初代・宮川香山(こうざん)。作品のほとんどが海外に輸出されたため「幻の焼き物」と呼ばれたが、近年コレクターの手により国内へ戻りつつある。
2015/06/24 更新
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橋本平八「弱法師(よろぼし)」
想像力を育む「夜」に焦点を当てた本展。夜が題材の作品だけでなく、作品の背景の物語に白昼夢のような幻が登場するものもある。その一つが、高さ約40センチのこの木彫だ。
2015/06/17 更新
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曾我蕭白(しょうはく)「李白酔臥図屏風」
「夜」は恐ろしい闇だけでなく、楽しい娯楽の時間でもある。この作品は李白の詩「友人会宿」を下敷きにした一作。
2015/06/10 更新