新訂万国全図 東半球・西半球(写)
日本が中央に。江戸の最先端世界地図。
19~20世紀に活躍した仏のガラス工芸家ルネ・ラリック(1860~1945)。本展では、ラリックが特に愛着を感じたという香水瓶を中心に約150点を紹介する。
空想の世界をジュエリーで表現していたラリックに注目し、香水瓶のデザインに導いたのは、香水商フランソワ・コティだった。07年、瓶に貼る紙ラベルのデザインを依頼されたラリックは、翌年、スイカズラの花の香りをアール・ヌーヴォー調の裸婦で表現し、ガラスのラベルを考案した。
その香水「レフルール」が売れると、コティは瓶全体のデザインをラリックに注文。瓶とラベルが一体化した本作は一躍話題になった。以後、ラリックはガラス製品の本格的な大量生産に着手することになる。