新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
オークラさんは小さなころから家族でよく泊まっています。ここ10年ほどは、1月末に東京の初釜を終えたあと、家族で食事をしてから、パイ ア・ラ・モードを食べるのが恒例です。このパイ、元々は母の好物で、娘時代からずっと食べていたそうです。母の影響で私もはまってしまいました。
チョコパイにバニラアイスとホイップクリームが添えられて、このたっぷりの量がうれしいですよね。チョコパイは甘さ控えめで、アイスはバニラが香って丁寧に作られたザ・ホテルメイドって感じ。ホイップクリームも軽やか。全体の塩梅(あんばい)が良くて、ボリュームがあるけどぺろりと食べられます。最後の一口はパイで締めたいから、食べ進める配分もなかなか重要です。
4年ほど前に写真共有アプリ「インスタグラム」を始めて、茶会や日常でいただくお菓子の写真を頻繁にアップします。このパイは3回も投稿していました。和菓子は、いただくことが仕事でもあるから、私にとっては「本腹」。別腹は洋菓子かな。その中でも一番思い出深いのがこのパイです。
◆東京都港区虎ノ門2の10の4(TEL03・3505・6074)。
1200円(サービス料別、提供は午前11時半から)。
予約可。
パイはテイクアウト商品も。
午前6時半~翌午前0時。
せん・そうおく
1975年生まれ。茶道三千家の一つ、武者小路千家の15代家元後嗣(こうし)。自身のインスタグラムをまとめた本「茶のある暮らし 千宗屋のインスタ歳時記」(講談社)が発売中。