コカドケンタロウさん
「梅林堂」 彩のさくさく お笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウさん。埼玉方面に出かけると、あるお店を探してキョロキョロ。何を探しているの?
「梅林堂」 彩のさくさく お笑いコンビ「ロッチ」のコカドケンタロウさん。埼玉方面に出かけると、あるお店を探してキョロキョロ。何を探しているの?
旅で珍しい食べ物に出会うのが以前は楽しみだったのですが、最近は食の情報をSNSから得ています。
こちらの水キムチもSNSで食通の知人が紹介していた一品です。韓国料理が好きなので、水キムチは食べたことがありましたが、あらいさんの水キムチはさわやかだけど滋味深くて、こんな違うんやーって思いました。冷麺のスープにも合う。辛い料理と一緒に食べてるとすーっと舌が落ち着きます。
キムチといえば赤ですが、こちらは透明なスープに白菜や大根のほか、季節の野菜がつかっている。実は野菜が発酵した自然の酸味を味わえるこのスープこそが主役ではないかと思うんです。
月1回お店から取りよせをしていて、一度に2袋は注文しています。一つは届いたらすぐに、もう一つは、ちょっと酸味が出てきたころに。 後半の方が私の好みです。 味が変わっていくおもしろさもいいですよね。
ところで、日本ではカレーには福神漬けというのが定番ですよね。韓国ではラーメンやカレーにもキムチ、そして大根葉キムチのビビンバにも、別にキムチを添えるのだそう。そういう食文化の違いから小説のヒントを見つけることもあるんです。コロナも落ち着いてきたようなのでまずは韓国から旅を再開したいですね。
(聞き手:佐藤直子)
◆オンラインショップ
水キムチ あらい
https://araimizukimchi.shop/
で販売。
1袋500g、1150円(送料別)。
☎090・9710・0010。
こんどう・ふみえ 小説家。1993年「凍える島」(創元推理文庫)で第4回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。
2008年「サクリファイス」(新潮文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。
近刊に「それでも旅に出るカフェ」(双葉社)「筆のみが知る」(KADOKAWA)など。