
-
「紫式部図」
そっと口元に寄せた袖には、ひし形を組み合わせた「四菱」の文様。一番上に羽織った唐衣には「花菱」が鮮やかに浮かぶ
2020/03/31 更新
-
「雲錦大鉢」
日本に伝わるさまざまなデザインや文様。今展では、主に江戸時代から現代の絵画や工芸約60点を通じ、意匠の意味や由来を紹介する。
2020/03/24 更新
-
「当世遊里美人合 辰巳艶」
着物の褄(つま)を搔(か)い取るうりざね顔の女性たちは、江戸城からみて東南(辰巳)にあたる深川の花街で、「意気」と「張り」を売りにした辰巳芸者。日本人離れともいえる長身、しかも腰高の姿はまさに「小股の切れ上がったいい女」だろうか。
2020/03/17 更新
-
「二世市川門之助 伊達の与作」
江戸の生活や風俗を写した浮世絵版画。隆盛を誇った寛政6(1794)年、彗星のごとく現れたのが、いまだ謎の多い絵師、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)。
2020/03/10 更新
-
「松葉楼粧ひ 実を通す風情」
小首をかしげて筆を執るのは、江戸・吉原の遊女粧ひ。恋文なのだろうか。にやりとほくそ笑み、ゆるんだ口もとからは舌をのぞかせている。
2020/03/03 更新
-
「円覚寺舎利殿(えんがくじしゃりでん)組物原寸模型」
約1300年前の木造建築が残る日本。長持ちの秘訣は、破損しても分解して修理できるよう、構造の要に釘を使わないことだ
2020/02/25 更新
-
「梻嵌装長方箱(たもがんそうちょうほうはこ)」
日本には「うつくしきもの」をつくり、愛でる文化が息づく。木材を組み合わせてつくる「指物」もその一つ。
2020/02/18 更新
-
「錦帯橋模型」
森林に恵まれた日本。古来、木材を組む工法「木組」で、小物入れから大規模建築に至るまで、様々なものをつくり上げてきた。
2020/02/05 更新
-
「六月の光」
異国の地で「描くこと」と向き合い続けた画家・木村忠太(1917~87)。36歳で渡仏して以来、帰国したのは一度だけだが、フランス語は全く話せなかったという。
2020/01/28 更新
-
「セーヌ河畔」
ヤマザキマザック美術館の創立者、故・山崎照幸氏は、画家の木村忠太(1917~87)を高く評価し、油彩の大作3点を購入した。
2020/01/21 更新