新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
チョコレートの思い出といえば、小さい頃、駄菓子屋のくじであたった1等の大きな板チョコです。大きなチョコを独り占めできるなんて夢のようで、うれしくて近所のぼた山の上で1人ボリボリ食べました。ところが、今と違ってもしかしたらあまり質のよくないチョコだったのか、気持ちが悪くなってしまい、それ以来しばらくはチョコが苦手になりました。あの時の喜びと落胆はすごく覚えています。
大人になってからはおいしいチョコレートにも出会っていろいろ食べてきましたが、中でもこのお店のチョコは、毎回食べると「ひぇ~」「うま~い」って声が出ます。感動して声が出るチョコは他にありません。それに、季節ごとに変わったチョコが出るんです。山椒(さん・しょう)のガナッシュといわれても、味の想像がつきにくいですが、ちゃんと山椒は鼻に抜けて、すごくおいしい。次はどんな味がでてくるのかなとわくわくさせられるんです。作家である私は、どんなお話で読者をおどろかせようかといつも考えているけれど、このお店のチョコレートにはそんなエンターテインメント性を感じます。
安いものではないので仕事が一段落した時に買ってくるご褒美のチョコレートです。
◆銀座本店 東京都中央区銀座6の7の6の1階(電話03・6264・6838)。
8粒入り2850円。
[前]11時~[後]8時([日]は原則7時まで、[祝]は要確認、喫茶のラストオーダーは30分前)。
はら・ゆたか 児童書作家。
「かいけつゾロリ」シリーズは今年で35周年を迎える。4月からNHK Eテレでアニメ「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」第3シリーズが放送予定。