東京・有楽町の晴海通りの近く。ゴジラ像と国内外の映画スターら75人の手形で知られる「合歓(ねむ)の広場」の真向かいのビルの1~3階にある。1995年にオープンした。遊楽(ゆうらく)館の名称は、有楽町をもじって名付けられた。
十数人のスタッフの半数は鹿児島出身。郷土色豊かな雰囲気を懐かしんでリピーターになる人も多いという。
1階の「さつまいもの館」には、特産品約800種類が並んでいる。日比谷シャンテ側の入り口を入ってすぐのところには、できたてのさつま揚げを提供するコーナーがある。奥に進むと棚一面に約100種の芋焼酎や黒糖焼酎がずらり。不定期に開催される試飲会できき酒ができる楽しみも。また、1階には県の観光案内コーナーもあり、各地の観光パンフレットや情報誌が手に入り、気軽に旅行の相談もできる。
2階はレストラン「遊食豚彩(ゆうしょくとんさい)いちにいさん」。黒豚のしゃぶしゃぶやカツオのたたき、キビナゴを使った郷土料理などのメニューが人気で、昼間は周辺のサラリーマンでにぎわう。
3階には、工芸品や郷土玩具、化粧品など約1千種類を展示・販売する「鹿児島ブランドショップ 東京店」がある。薩摩切子や大島紬など、職人技が光る伝統工芸品が目を引く。「さつまいもの館」で選んだ焼酎を、この薩摩切子や薩摩錫器(すずき)に注いで飲めば、自宅でも鹿児島にいる気分になれるかも。奥のイベントスペースでは年20回ほどの頻度で、生産者による伝統工芸品の展示・販売など様々な催しを企画している。県内の職人が制作を実演する企画などもある。
2018年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のメイン舞台でもある鹿児島。その魅力をいちはやく有楽町で感じてみてはいかがだろうか。
(大野紗弥佳)
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【1】陽出(ひいず)る國(くに)の黒いダイヤ
(朝日酒造、120グラム、594円)
農薬や除草剤、化学肥料不使用のサトウキビだけからとった黒糖。
旬の時期にしか販売しない一品で、甘くやわらかい食感が特長だ。
焼酎の原料にもなっている。
鹿児島では定番のおやつで、茶うけにするという。
【2】有機安納(あんのう)芋ジャム
(かごしま有機生産組合、150グラム、810円)
種子島の安納地区で有機栽培されたサツマイモ「安納芋」を原料にした手作りジャム。
ねっとりとした甘さで、蜜芋と呼ばれるもののひとつ。
そのままパンに塗って食べるのがおすすめ。
【3】特上煎茶霧島茶
(ヘンタ製茶、40グラム、778円)
緑茶の生産高が静岡県に次いで全国第2位の鹿児島県。
急須で注いだときに色が良く、甘みのあるお茶である。
JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」が鹿児島県内を走っている時のティータイム用のお茶に出されている。
【4】きびなごオイル漬「オリーブオイル&バジル」
(島興、80グラム、700円)
甑島(こしきしま)産のキビナゴを、イタリアン風味に仕上げた加工品。
頭と尾を切り、骨まで軟らかく調理したためそのままでも食べられる。パスタやピザに入れるなどのアレンジや、焼酎やワインなどのつまみにも。
【5】黒豚しゃぶ
(遊食豚彩いちにいさん、3200円)
黒豚をそばつゆで食べるオリジナルメニュー。
サツマイモで育てた黒豚は独特のうまみと甘みが増すという。地元の生じょうゆとザラメなどを使用したそばつゆに特製のゆずこしょうと、菱刈産の金山ネギの薬味がさらにおいしさを引き立てる。
かごしま遊楽館
東京都千代田区有楽町1の6の4、千代田ビル1~3階(有楽町駅、日比谷駅)
【さつまいもの館 1階】
TEL:03・3580・8821
営業時間:午前10時~午後8時、土日祝日は7時まで
【観光案内コーナー 1階】
TEL:03・3506・9174
営業時間:午前10時~午後6時
【レストラン 遊食豚彩いちにいさん 2階】
TEL:03・3501・3123
営業時間:午前11時半~午後10時、日祝は9時半まで
【鹿児島ブランドショップ 東京店 3階】
TEL:03・3506・9171
営業時間:午前10時~午後6時
URL:https://www.pref.kagoshima.jp/yurakukan/
さつまいもの館 お客様担当 久保清久さん
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