秋山寛貴さん(お笑い芸人)
「マスク」(1994年) 何をやってもうまくいかない主人公・スタンリーがマスクをつけると、ハイテンションな超人に大変身し、アパートから外出するために大暴れする。
「マスク」(1994年) 何をやってもうまくいかない主人公・スタンリーがマスクをつけると、ハイテンションな超人に大変身し、アパートから外出するために大暴れする。
数年前に、映画好きの兄のおすすめで、家族みんなで見ました。休みが合うと、夜に誰かのおすすめを1本見る時間が、たまにあります。そのとき1回見たきりでしたが、今、自分がどんな映画を見たいか考えて、何も考えないで笑えるものがいいと選びました。ゾンビ映画なんですけど、ずっとバカバカしくて明るいのが最高。全然種類は違うけど、「ホーム・アローン」みたいな、みんなが楽しめる映画です。
一番好きなシーンは、クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」が流れる場面。曲に合わせて攻撃してて、ピンチじゃないみたいな楽しさ。ちゃんと映画の中でもジュークボックスから音楽が流れている設定なのがすごく好きです。
イギリス好きなので、これがイギリスの映画と知ったときはうれしかったですね。イギリス好きになったきっかけは、ビートルズ。「中学生になったら同じ髪形にする」と両親に宣言して、以来ずっとベースはこの髪形です。この映画でも、販売員のバイトの男の子の髪形がすごくかっこよくて、次はこれにしようかなと思いました。音楽やファッションに、イギリスの「らしさ」が出ていて、そういう面でも見ていて楽しかったです。
イラストは、ラストシーンをイメージしました。物置小屋で主人公ショーンが、ゾンビになった親友エドとゲームをしている。片方がゾンビになっても鎖につないでまで一緒に遊んでいるなんて素敵すぎる。もし家族や相方の愛さんがゾンビになっちゃったら……自分もあんな感じにしようと思ってます。
(聞き手・伊東哉子)
監督・共同脚本=エドガー・ライト
製作国=英国ほか
出 演=サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト、ビル・ナイほか まこと 1999年生まれ。
2020年に愛と「ヨネダ2000」結成。23年、上方漫才協会大賞新人賞受賞。「M-1グランプリ2022」の決勝戦では、イギリスで餅をつくネタを披露した。 |