世界各国の農園に自ら足を運んでカカオ豆を厳選し、ベルギーのアトリエで渾身のチョコレートをつくりあげるピエール・マルコリーニ氏。カカオの芳醇さを堪能できるその味わいは、独特の存在感を放ちます。今回は、ショコラティエだけでなくアイスクリーム職人のグラシエなど４つの職人資格を持つマルコリーニ氏が腕をふるったアイスクリームとソルベをご紹介します。

　ピエール　マルコリーニのアイスクリームは、香りの高さと口どけの良さが秀逸。空気を含ませるように練ることで軽やかでなめらかな口当たりになり、素材の香りが一層引き立つといいます。店では温度管理を徹底し、１日に数回かき混ぜて品質を保っています。バニラや夏限定のレモンクリームもありますが、やっぱり人気はチョコレート。ベネズエラ産カカオのビターなクーベルチュールがベースで、濃厚ながら口の中でするっと溶けて甘さが残らず、少し遅れてカカオの豊かな香りが広がります。生チョコを食べているような味わいに驚きつつ、スプーンが止まらなくなります。

　「マルコリーニはマリアージュも考えて作っているので、２種類を混ぜて食べるのが おすすめです。チョコレートはマンゴーやフランボワーズのソルベとよく合いますよ」と店長の野辺麻美さん。ソルベは果物の水分を極限まで落として凝縮しているので、こちらもとても濃くフルーティ。ビターなチョコレートに、コクのあるマンゴーの甘みやフランボワーズの甘酸っぱさが絡むと、味わいに奥行きがうまれ、おいしさがぐんとアップします。

　テイクアウトやギフト発送も可能で、１０分くらい常温でおいてかき混ぜてから食べると、店で食べるようななめらかな食感になるそうです。蒸し暑い夏、グラシエの“特別な”アイスで、おいしく納涼してみては。

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 ■ マルコリーニ　ビスキュイ（１枚５２５円）

　外はさくっと中はしっとりのビスケット生地で、オリジナルのクーベルチュールチョコレートをサンド。ほのかに生姜が香る生地と甘さ控えめのチョコレートがよく合う。グランスタ限定商品。

SHOP DATA
「ピエール　マルコリーニ　グランスタ店」

住所：東京都千代田区丸の内１の９の１、ＪＲ東日本東京駅構内地下１階
電話番号：０３－５２２０－４５６０
営業時間：８：００～２２：００（日祝は～２１：００）
アイスクリームはピエール　マルコリーニ銀座店、名古屋店でも取り扱う

ピエール　マルコリーニ　公式サイト
http://www.pierremarcolini.jp/index2.html