「五感で楽しめる」県立美術館 2015年4月24日(金)、「日本一のおんせん県」を名乗る九州・大分に大分県立美術館(OPAM)が開館します。長崎県美術館(2005年)、青森県立美術館(2006年)以来、9年ぶりに新設される県立美術館です。
「おいしく」「お得」でしかも「限定」と、強力な磁力のようなキーワードが三拍子そろったランチが三菱一号館美術館内にあるミュージアムカフェ「Café 1894」で頂けます。
その三拍子そろったメニューとは、ずばり「ハヤシライス」。赤ワインの酸みが強めに効いている、しっかりした濃いめのソースでご飯がすすみます。これに、季節のサラダとミルクプリンも付いてきます。
「Café 1894」の通常ほかのランチは、1480円~ですが、この「ハヤシライス」は何と1000円(税込み)で食べられます。500円もリーズナブルな価格設定です。丸の内周辺のランチと比べても、デザート付きで食事をするにしてはお得感があります。
「美味」、「お得」は分かりましたが、さてさて残りのキーワード「限定」とは?こちらこそが、他のミュージアム・レストランにはない珍しいものなのです。実はこのハヤシライスは、休館日にしか食べられない、月曜日(休館日)限定の知る人ぞ知るメニューなのです。
どうして休館日限定のメニューを作ろうとしたのでしょうか。美術館開館日には土日、平日共に多くのお客様でにぎわい混雑するため、比較的スムーズに入店できる月曜に余裕をもって過ごして頂きたい、との願いからこの限定メニューを5月3日から設けたそうです。狙い目は休館日です!
三菱一号館美術館では、10月11日(金)から、様々な特典付きの個人会員制度「三菱一号館美術館サポーター制度 (略称:MSS)」がスタートします。年会費は1万円です。会員本人及び同伴者1人の入館料無料、サポーター限定貸切り鑑賞会、鑑賞券や会報誌を送付といった特典に加え「Café1894」にて、コーヒーまたは紅茶1杯サービスされるうれしい内容となっています。
■「Café 1894 」 三菱一号館美術館
http://mimt.jp/cafe1894/
■三菱一号館美術館
http://mimt.jp/
■「三菱一号館美術館 名品選2013」
2013年10月5日~2014年1月5日
http://mimt.jp/meihin/
うんちくを傾けたくなる空間 「Café 1894」は、1894(明治27)年の完成当時は銀行として使用されていた空間です。ジョサイア・コンドルが設計した、天井高が8メートルもある吹き抜けの空間が、今ではぜいたくなカフェスペースとなっているのです。そして、至る所に人にちょっと自慢したくなる要素にあふれています。例えば、窓ガラスは旧・新丸ビルで使用されていたガラスを再利用していること、1894年当時の照明器具は全てガス灯だったので照度を確保するために、なるべく外光が入り込むような位置取りなどの工夫をこらして設計されている、などなど。多くの魅力的要素あふれる空間なのです。 |
三菱一号館美術館
〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-6-2
開館時間:午前10時から午後6時、金曜は午後8時まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(祝休の場合は翌火曜)、展示替期間、年末年始
ハローダイヤル:(03)3479-8600
URL:http://mimt.jp/
入館料:展覧会によって異なる
【筆者プロフィール】
中村剛士(なかむら・たけし)
Tak(タケ)の愛称でブログ「青い日記帳」を執筆。展覧会レビューをはじめ、幅広いアート情報を毎日発信する有名美術ブロガー。単行本『フェルメールへの招待』(朝日新聞出版)の編集・執筆なども。
http://bluediary2.jugem.jp/