読んでたのしい、当たってうれしい。

美博ノート

  • 「武門神」 年画には神様も度々登場する。観音開きの扉に貼る「門画」は、神を祀(まつ)り、家の守護を願うもの。桃を盗みに来る鬼を鬼門で捕らえたという伝説の武将がにらみをきかせていて、心強い。

    2018/04/11 更新


  • 「五子奪魁」 印刷技術が普及した明代(1368~1644年)、中国各地に年画の生産地が形成されていった。本作は、その産地のひとつ河南省の朱仙鎮で1980年代に刷られたもの。

    2018/04/04 更新


  • 「富貴有余」 中国では旧正月になると、吉祥のモチーフが描かれた「年画」を自宅の玄関や室内に飾る風習がある。都市や農村で1千年以上続いてきた、この風物詩を本展では「視覚媒体」としてとらえ、意味合いを探る。

    2018/03/28 更新


  • 森正洋/白山陶器「M型シリーズ」 茶の道具は、住環境の変化に合わせてデザインされ、機能と見た目の美しさを兼ね備えていく。

    2018/03/20 更新


  • 鈴木藏「志野茶碗」 日本の茶文化が花開くのは室町時代後期。桃山時代、美濃地方では、長石釉(ちょうせきゆう)をかけた白い陶器「志野」が誕生した。

    2018/03/14 更新


  • マイセン「花飾カップ&ソーサー」 「お茶の時間にまつわる器」がテーマの今展。19世紀以降の西欧のティーセットやコーヒーセットのほか、日本の志野茶わんなどで陶磁文化をたどる。

    2018/03/07 更新


  • アピチャッポン・ウィーラセタクン「花火(アーカイブス)」 タイ・チェンマイを拠点に、記憶や夢、社会問題をテーマにした作品の制作を続ける映画監督・映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンは、映像をガラス板に投影させたインスタレーション作品を見せている。

    2018/02/28 更新


  • スーザン・ヒラー
    「Lost and Found」
    文化人類学者から美術家に転身したスーザン・ヒラー。本作は、世界各地で収集された、23の少数言語の音声で構成された映像作品だ。

    2018/02/21 更新


  • 志賀理江子「予感と夢」 1組4作家の作品から、家族や土地など身近な関係性の中に潜む「現代の物語」を読み解く本展。

    2018/02/14 更新


  • 「夕顔」 志村ふくみ(93)は1997年、「源氏物語」を題材に連作を始める。親交のあった陶芸家・富本憲吉の助言で文学を学び、源氏物語の美意識に刺激を受けたのがきっかけだった。

    2018/02/07 更新