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唐織菊叢文様黒紅地(からおりきくむらもんようくろべにじ)
能装束は上質な生糸生産と高度な染織技術を背景に、江戸時代に発展した。今展は、武家の美意識と教養が反映された当時の作品とともに、現代に復原された装束を紹介する。
2021/07/20 更新
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釉下彩鷺図花瓶(ゆうかさいさぎずかびん)
上部の色合いが漆工芸を思わせる本作は、米ルックウッド社の日本人絵付け師・白山谷喜太郎が手がけた。
2021/07/13 更新
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西浦焼釉下彩芥子図花瓶(ゆうかさいけしずかびん)
一輪の芥子の花が大胆な構図で描かれた本作。これによく似た雰囲気の作品が、1905年発行の米雑誌の広告に載っている。
2021/07/06 更新
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釉下彩銀杏文(ゆうかさいいちょうもん)ポット
西浦焼の代表的な表現技法である「釉下彩」は、透明な釉薬の下に模様を施す。
2021/06/29 更新
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釉下彩家鴨画花瓶(ゆうかさいあひるがかびん)
「世界に進出した美濃の美術品」として評価された西浦焼は、現在の岐阜県多治見市で美濃焼の生産・販売を取りまとめ、明治初めに製陶業に乗り出した西浦家が手がけた。
2021/06/22 更新
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「斑鳩春宵(いかるがしゅんしょう)」
赤みがかった空。菜の花、桃の花、新緑の木々の向こうに奈良・法隆寺の五重塔と金堂が見える。
2021/06/15 更新
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「緑影」
1970年に愛知県立芸術大学の助手となり、長久手市に転居した田渕俊夫氏は、周囲の草花をよく題材にした。
2021/06/08 更新
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「明ける」
雲の合間から太陽が顔をのぞかせ、光を反射した水面がきらめく。初公開となる田渕俊夫氏(79)の「明ける」は、コロナ禍に沈んだ私たちの心に希望の光を照らしてくれるような新作だ。
2021/06/01 更新
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東海道(隷書版) 桑名
歌川広重の名所絵といえば東海道五十三次。「保永堂版」とよばれる出世作が有名だが、ほかにも趣向の異なるさまざまなシリーズ二十数種を、生涯にわたって残している。
2021/05/25 更新
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東海道五拾三次之内 平塚
歌川広重は、風景画の中にしばしば人の「すれ違い」を描いた。ここですれ違うのは飛脚とかごかき。街道を行き来して働くおじさんたちだ。
2021/05/18 更新