新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
東京での仕事を終え、新幹線で大阪の自宅へ帰る途中、小腹のすいた時間帯にぴったりなのがアイスクリームです。これがなぜ、というほどに硬い。一気に食べられない分、車内で過ごす間の退屈しのぎにもなっています。
つい最近、ホットコーヒーをアイスに注いで食べるとイケる、という新発見がありました。いわゆる「アフォガート」。甘みと苦みのバランスもよく、順番に異なる味が楽しめます。
まずカップの縁から少しアイスを食べ、そこへ熱いコーヒーを注ぐ。底のあたりまで溶けてきたら、ぐるりと上下を回転。中心はまだ硬いまま、外側は角がとれて形よくなります。これが醍醐味(だいごみ)ですね。食べ終えたらアイスとコーヒーのカップを重ねて、ひとまとめに。ここまで含めて私の「お作法」なんです。
コーヒーと食べるこのアイスを、もし絵画に例えるなら、仏の画家ジョルジュ・ブラックでしょうか。エレガントとも素朴とも違う「いい感じ」な味が、ピカソと同時代に生きたキュビズムの画家を思わせます。
◆東海道新幹線などの車内で販売。
290円。
問い合わせはスジャータめいらくお客様相談室(0120・668833)。
もりむら・やすまさ 美術家。
ゴッホの自画像をはじめ、名画の登場人物や歴史上の人物に扮したセルフポートレート作品を手がける。今年2月、2016年度の大阪文化賞を受賞。