新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
若いときはヨーロッパで暮らしたこともあり、洋菓子もうんと食べました。でも40歳ごろから、おかきやあられのほのかな甘みが体に合っているなあと。
これまで食べた米菓は、忘れないようにパッケージを切ってファイリングしています。なかでも、ささら屋さんの商品は気に入っていて、年に4回、数種類を取り寄せます。「揚げ生姜(しょうが)」は毎回注文する一つ。エビや昆布味のかき餅に生姜風味の砂糖をまぶしていて、深みのある甘さです。家には他のお店のものも含め6種類を常備しているんです。仕事の合間と終わった後の1日2回、そのときの気分でどれを食べるか選びます。
僕は戦後の貧しい時代に育った世代。硬くなった餅で作ったかき餅や、米粒をズドン!と膨らませたポン菓子がおやつでした。これらの、素材が生み出す素朴な甘みやうまみが忘れられないのかもしれませんね。
◆本社は富山県南砺市。東京では三鷹店と八王子店で販売。
130グラム432円。
電話(TEL0120・293308)やオンラインショップで注文の場合は、お徳用箱(165グラム×2袋)のみで1080円(送料別)。
いけうち・おさむ ドイツ文学者、エッセイスト。
近著に「亡き人へのレクイエム」(みすず書房)、「旅の食卓」(亜紀書房)など。