新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
子どものころ、毎年お歳暮で森八のお菓子を贈ってくれる人がいたんですよ。当時は甘いものなんてめったに手に入らない時代です。「千歳」は蒸し餡(あん)を包んだ求肥(ぎゅうひ)がふわふわでね、子ども時代の最高の思い出で、いま食べてもこんなにおいしいものはないと思いますね。
形がナマコに似ているからか、ですって? 似ていません! 私は仕事のお仲間は食べません! それに私は長虫状のものを見るとむしずが走るんです。あんなもの仕事じゃなきゃ触るのイヤですよ。ただ、私が研究していた種類は1日に15メートルしか動かない、徹底した省エネの生き物なんです。そういうナマコの生活スタイルは尊敬しています。
「千歳」は戦国時代以前からある兵糧なんだそうですね。小さいけれども甘さが詰まっています。私もナマコと同じ省エネ的な生き方。これ一つでおなかがいっぱいになります。
◆金沢市大手町10の15(TEL076・262・6251、FAX076・260・0881)。
6個1080円。
午前9時~午後6時半。電話、ファクス、オンラインショップでも購入可。1月1、2日休み。
もとかわ・たつお ナマコ研究者。
1992年の「ゾウの時間 ネズミの時間」がベストセラーに。近著に「生物多様性」(中公新書)。