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家族
重岡建治作(静岡県伊東市)
伊東駅からなぎさ公園へ。潮の香りが漂う市街地を抜けると、その先に天色(あまいろ)の空と群青の海が広がった。海沿いの公園にたどり着くと、まるで野外彫刻美術館のようなブロンズの彫刻群が姿を現した。
2018/04/24 更新
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見えない力
高田洋一作(東京都千代田区)
東京・大手町。背広を着たビジネスマンが、高層ビル群の間を足早に歩いていく。その一つ、ガラス張りの日本経済新聞社東京本社ビルの3階にあがると、2階からの吹き抜けに不思議なオブジェが浮かんでいた。
2018/04/17 更新
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赤い絲(いと)モニュメント「ふたり」
峯田義郎作(青森市、北海道函館市)
青森港を望む公園の一角。足に赤い毛糸やリボンを絡ませた、少年と少女のブロンズ像が海を見つめて立っている。モチーフは、太宰治の私小説「思ひ出」だ。
2018/04/10 更新
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のき山動物園
林隆雄作(愛知県東栄町)
「グワングワン」というチェーンソーのエンジン音を大きく響かせ、木っ端を飛ばして丸太をカービング(彫刻)するチェーンソーアート。 先月下旬、「チェンソーアートクラブ東栄」の会員、佐藤健一さん(40)が、林業センターで実演してくれた。
2018/04/03 更新
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光の水滴
勅使川原三郎作(大分県豊後高田市)
海に丸く突き出た大分県・国東(くにさき)半島。その中央に奇岩秀峰がそびえる並石(なめし)ダムグリーンランドがある。湖畔の遊歩道を歩くと、透き通ったガラスのオブジェが現れた。
2018/03/27 更新
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都市の祝祭
ナディム・カラム作(東京都目黒区)
風が吹き抜けると、「巨人」の胸の風車がからからと回った。建物の壁や屋上、足元など至る所に、大小様々、色とりどりの奇妙な生き物たちが姿を見せる。
2018/03/20 更新
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波しぐれ三度笠
流政之作(鳥取県琴浦町)
冬の日本海。海岸線を歩いていくと、石積みの突堤の先に強い海風と打ち寄せる波しぶきを受けながら海に向かって立つ、白い3体の彫刻が見えてきた。
2018/03/13 更新
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淡墨(うすずみ)桜大陶壁
伊藤嘉晃(かこう)、加藤直彦ほか作(岐阜市)
鵜飼(うか)いで有名な、長良川近くのスポーツ施設・岐阜メモリアルセンター。芝生の広場に足を踏み入れると、幅22メートル、高さ9メートルの陶壁画いっぱいに広がる、桜の花が現れた。
2018/03/06 更新
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御堂筋彫刻ストリート
朝倉響子、ジョルジョ・デ・キリコほか作(大阪市)
会社員が足早に行き交う平日の御堂筋。視線を感じた先に、すました表情の女性像がこちらを見ていた。プレートには「朝倉響子 ジル」の銘。通りにはほかにもロダン、ジョルジョ・デ・キリコ、高村光太郎らの趣の異なる彫刻合わせて29体が並ぶ。
2018/02/27 更新
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Cloud
レアンドロ・エルリッヒ作(東京都千代田区)
南岸低気圧の影響で肌を刺すような風が吹く。飯野海運の本社ビル「飯野ビルディング」1階ピロティの防風スクリーンは、ガラス面にぽっかりと白い雲を浮き立たせながら、強いビル風を和らげていた。
2018/02/20 更新