神保町で古本屋さんを巡ったりして何を食べようってなると、つい足が向いてしまいます。こんなにおいしくって美しい冷やし中華は見たことないし、食べたことありません。ものすごく丁寧に作られていて、シイタケやエビ、錦糸卵に覆われた肉団子など、宝石箱のように具材が豊富で楽しんで食べられますよね。

　食べるのも飲むのも料理も好きで、家でも市販の麺を買ってきて冷やし中華を作ります。上の具材は好きなものをのせて、一人で「揚子江菜館祭り」を楽しんでます。ポイントはお店のようにきれいに盛ること。タレも近づけようと味を覚えて帰るけどなかなか到達できなくて。

　日本酒が好きですが、これにはビールと紹興酒ですね。それに少しおつまみを頼んだり。ただじゃ帰らないですよ。お酒もお料理も、老舗の味で鍛え上げられ、受け継がれている、そういうものにひかれます。

◆東京都千代田区神田神保町１の１１の３（ＴＥＬ０３・３２９１・０２１８）。
　１４７０円。
　午前１１時半～午後１０時（９時半ラストオーダー）。

　こが・えりこ　写真家。
　写真集「浅草善哉」（青幻舎）。毎週（土）午後１１時、ＢＳ－ＴＢＳ「おんな酒場放浪記」に出演。