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おんなのイケ麺(めん)

賀来千香子さん
「登龍麻布店」の四川皇麺(しせんこうめん)

「登龍麻布店」の四川皇麺(しせんこうめん)
「登龍麻布店」の四川皇麺(しせんこうめん)
「登龍麻布店」の四川皇麺(しせんこうめん) 賀来千香子さん

 両親やスタッフとよく伺うお店です。初めてこの麺をいただいたのは、もう30年ほど前になります。まだ四川麺(担々麺)が今ほどポピュラーでない時代でしたから、登龍さんの味が四川麺の定義として私の中にインプットされたんです。

 量は多め。高級感があって、癖になるおいしさです。こだわりはスープを混ぜないこと。上澄みにふわっと浮いた練り白ごまをつぶさないように、縮れ麺をうまく絡ませながらいただきます。必ず看板メニューのギョーザをセットで頼むのですが、ギョーザもサイズが大きくて、苦しいほど満たされます。でもしばらく経つとまたふと食べたくなるんですよ。

 もともとパスタやおそばなど麺類が大好き。無理して節制するより、体の声に素直に従いたいです。炭水化物はエネルギーになりますから、舞台、ドラマと大きな仕事が重なっても、がんばれる気がするんです。

 

◆東京都港区麻布十番2の4の5(TEL03・3451・0184)。
 1900円。焼きギョーザは5個2100円。
 午前11時15分~午後9時(ラストオーダー)。
 (火)休み。


 かく・ちかこ 女優。
 5月12日~19日、東京・銀座の博品館劇場で舞台「しあわせの雨傘 Potiche 飾り壺」に主演。

(2016年3月15日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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