・箱根強羅公園
1914(大正3)年に開園し、箱根登山鉄道が管理するフランス式整形庭園。当時、造園の第一人者であった一色七五郎が設計した公園で、全体が国登録記念物になっています。正門は標高約574メートル、西門は標高約611メートルの傾斜が特徴です。敷地面積は約2.7ヘクタールで、例年11月上旬ごろには紅葉が美しく、ツツジやバラ、アジサイなど四季の移ろいにあわせて様々な花が咲きます。
国登録有形文化財の茶室「白雲洞茶苑」のほか、吹きガラスや陶芸、とんぼ玉などの工芸制作が体験できるクラフトハウスもあり、一日中楽しめます。
歌人、斎藤茂吉の直筆を写した歌碑「おのづから 寂しくもあるか ゆふぐれて 雲は大きく 谿(たに)に沈みぬ」も敷地内にあります。
箱根町強羅1300
午前9時~午後5時
年中無休
550円、小学生以下と箱根フリーパス、トコトコ切符の利用者は無料(工芸制作の体験は別途料金が必要)
・芦ノ湖
約3000年前に箱根火山のカルデラ内に生まれた、湖水面標高723メートル、最大深度43.5メートルの火口原湖。湖面に映る富士山と箱根神社の「平和の鳥居」が印象的な、箱根のシンボルです。湖にすむ九頭竜を、箱根権現を開いた万巻上人が鎮めたという「九頭竜伝説」があります。
周辺にある箱根関所や旧東海道などは歴史探訪にも人気のスポットです。
・箱根関所
江戸幕府が設けた全国約50カ所の関所のなかで、第一の主要道である東海道を監視するための重要な関所です。2007年に完全復元されています。資料館では、中国の商人から8代将軍徳川吉宗へ献上されたゾウが、長崎から江戸へ向かう途中に関所を通った話や、関所破りの人相書きなど、箱根関所にまつわる記録や資料を展示しています。国指定史跡。
箱根町箱根1番地
午前9時~午後5時(12月~2月は4時半まで、入館は30分前まで)
年中無休
500円、小学生以下250円(箱根フリーパス利用者は400円、小学生以下150円)、65歳以上400円、土曜日、日曜日、祝日は小中学生無料
・箱根神社
奈良時代、芦ノ湖にすむ九頭竜を鎮めたといわれる山岳修行僧の万巻上人により、757(天平宝字元)年に創建されました。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)と木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)、彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)をまつっています。
毎年7月31日~8月5日は「芦ノ湖夏まつりウィーク」として、箱根神社の由来を物語る例大祭を中心に祭典行事が芦ノ湖で執り行われます。
湖畔に面した「平和の鳥居」は1952(昭和27)年の建立。「平和」の扁額(へんがく)を吉田茂・元首相が揮毫(きごう)しました。
箱根町元箱根80の1
・大涌谷
約3000年前の水蒸気爆発で神山(標高1438メートル)が崩壊してできた爆裂跡。現在も硫化水素を含む噴気が立ち込めているため、噴出口の周辺の草木は枯れ、岩石が粘土化して赤茶けた岩肌がむき出しになっています。
江戸時代までは荒涼とした大地に白煙が噴き上がる様子から「大地獄」と呼ばれ、1873(明治6)年の天皇行幸を機に「大涌谷」と改名しました。独特の景観から箱根の代表的な観光スポットになっています。
地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」はひとつ食べると寿命が7年延びるといい、人気のお土産です。
箱根町仙石原
午前9時~午後5時
・仙石原のすすき草原
「かながわの景勝50選」「かながわの花の名所100選」のひとつ。例年9月中旬~11月下旬、東京ドーム約5個分に相当する約23ヘクタールの草原が黄金色のススキで覆われます。700メートルの遊歩道は、ススキの波打つ様子をカメラに収められる絶好の撮影スポット。
箱根町仙石原
・箱根大名行列
2018年11月3日(土・祝)
1935年に始まり、2018年で65回目を迎える秋の伝統行事。江戸時代の参勤交代を再現した大名行列が、箱根町湯本の町立湯本小学校から出発して旧東海道や温泉街を練り歩きます。
例年、小田原藩の格式にならった本隊約170人に北条鉄砲衆やマーチングバンドが続きます。奴(やっこ)が毛やりで演技を披露し、箱根町の町長が扮する大名や家老が登場します。ヒロイン役の奥女中は地元のオーディションで選ばれます。吹奏楽団や踊り手なども参加し、全体で600人近くの大行列になります。
終着点である湯本富士屋ホテル駐車場では、姉妹都市の北海道洞爺湖町による虎豆やホタテなど物産品の出店があります。
小雨決行。
TEL0460・85・7751(箱根湯本観光協会)
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