▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/
第151回直木賞を受賞した「破門」や、「後妻業」などで人間を突き動かす欲望を描いてきた作家・黒川博行による重厚な傑作小説『勁草』の映画化『BAD LANDS バッド・ランズ』より、追加キャスト・予告映像・本ビジュアルが解禁された。
主演は、『ある男』で第46回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラ。原田眞人監督作品は本作で初参加。壮大なファンタジーと日常感が話題となったテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」で主演を務めた安藤が、本作では特殊詐欺を生業とする橋岡煉梨(ネリ)を怪演している。そして、安藤サクラ演じる主人公ネリの弟・矢代穣(ジョー)役には、『燃えよ剣』以来、2度目の原田眞人監督作品の参加となる山田涼介(Hey! Say! JUMP)が抜擢。
本作で初共演となる安藤と山田の情報が発信されるとすぐさまSNSを席巻、Twitterトレンドやリアルタイム検索、急上昇ワードなどに関連するワードが独占し、本作でふたりが見せる《姉弟役》の化学反応への期待の声が多く寄せられた。
ネリ(安藤)ら姉弟が活動する大阪。「ふれあい荘」に住む元ヤクザで、幼いころからネリのことをよく知る存在、曼荼羅(まんだら)役に宇崎竜童。同じくNPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長であるが、裏の顔は特殊詐欺グループの名簿屋を名乗る高城役に生瀬勝久。一方、大阪府警で特殊詐欺の捜査をする捜査一課の刑事・佐竹役に吉原光夫。同じく大阪府警にある特殊詐欺合同特別捜査班の班長・日野役に江口のりこ。そしてネリも加担する特殊詐欺の道具屋であり、「亥誠組」とのつながりを持つ新井ママ役に天童よしみ。博識ながら「ふれあい荘」に住み特殊詐欺の受け子をして生きる通称“教授”役に大場泰正。グローバル・マクロ投資家の大物で総資産500億ドルにものぼるゴヤ・コーポレーションの会長の胡屋役に淵上泰史。裏賭場の帳付、さらに裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女・林田役にサリngROCKという、一癖も二癖もある超豪華キャスト陣の《怪演》が、安藤と山田の化学反応をより強烈なものとする。
予告映像は、特報映像より一層緊迫感が増した映像となった。『ホンマもんの詐欺師にはなりとうない。』というネリとジョーの、脱出することのできない “最底辺”での“仕事”の一端が垣間見える。そこに高城から「日本の根幹をゆるがすビッグビジネス」の存在を告げられるネリ。そして思いがけず手にした3億円を前にはしゃぐジョーの姿と、そこへ迫りくる刑事や投資家、裏社会の人間たちの姿。「選択は二つ。主人のもとへ戻るか、切り裂かれるか」というセリフが<持たざる者>である姉弟の、後には引けない心情を表している。
■『BAD LANDS バッド・ランズ』予告編
さらに姉弟を取り巻く“くせ者”たちが一気にお披露目。元ヤクザでネリを幼いころからよく知る“曼荼羅”に、道具屋の新井ママ、さらにはネリの親代わりともいえる存在の特殊詐欺の名簿屋・高城までもが二人へ牙をむく。詐欺師、元ヤクザ、刑事、道具屋、投資家、賭博屋。誰が敵で、誰が味方なのか?そしてこのビッグビジネスの裏に隠れる<巨悪>とは―!?一体何が嘘で何が本当なのか。くせ者たちがひしめき合う”悪の巣窟”<BAD LANDS>からネリとジョーは大金を掠め取り逃げ出すことができるのか。
合わせて解禁となる本ビジュアルは疾走感溢れるティザービジュアルからは一転。BAD LANDSのアルファベットのロゴの意匠に紛れ込む癖のある新キャスト陣の怪しく笑う表情、苦悩を浮かべる表情、正義を見つめる目線―。そんな多様な登場人物全員を翻弄するかのように怪しくこちらを見つめるネリとジョーの姿が印象的で、より危険な香りを漂わせるものとなっている。また、ムビチケ前売券の発売も7月21日(金)より開始される。
9月29日(金) 全国ロードショー