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窪塚洋介の18年ぶり邦画長編映画単独主演作『Sin Clock』より、緊迫の本編シーンが到着した。
本作は、最低の人生を生きる男たちが思いもよらぬ《偶然の連鎖》に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の《人生逆転計画》へ挑む様をスリリングに描き出す。主演を務めるのは、窪塚洋介。どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー、高木シンジ役を独特の色気匂い立つ唯一無二の存在感で表現する。
今回解禁されたのは、男たちの人生逆転を賭けた強奪計画が動き出す本編シーンだ。窪塚演じる主人公・高木シンジの部屋に突如乱暴に入ってきたのは、葵 揚演じる賭博狂で元自衛官の同僚・坂口キョウ。キョウは何事かと驚くシンジに鋭い目線を向けると、「俺もお前も、このままやったら、ずーっとこのままやぞ」と切り出し、背後に黒いカネがうごめく”幻の絵画”強奪計画をシンジに持ちかける。この言葉は、理不尽な理由で仕事や家族を失い、ふつふつと社会への怒りを溜め込んでいたシンジの心を強烈に突き動かした。等身大の静かな悲哀を身にまとい、思いもしなかった選択肢を前に逡巡する、シンジの複雑な表情は必見だ。さらに、お風呂あがりのラフなTシャツ姿にもかかわらず醸し出される、窪塚のナチュラルな色気と存在感は流石の一言。こちらも是非注目して欲しい。
■『Sin Clock』本編シーン
また、キョウは「シンクロニシティって知ってるか?」とシンジに問いかける。シンジ、キョウ、そして同じくタクシードライバーのダイゴ(坂口涼太郎)の全員が、前職をクビになった時期が【3】か月前、誕生日が【3】月【3】日と、【3】という数字に奇妙な共通点を持っていたのだ。この”偶然”は、敵か味方か――。どん底に生きる3人のタクシードライバーの運命が交わった時、一見すると何てことのない小さな偶然をきっかけに人生逆転を賭けた一夜限りの強奪計画が幕を開けた。
シンジら”持たざる者”たちの悲哀や怒り、内で揺れ動く心情は、一度つまずいたら再起のチャンスがなかなか得られない現代のリアルを映し出している。そして、【3】という数字から始まる“偶然”の連鎖がどんな事件を引き起こすのか、物語の展開がますます気になる映像となっている。
【Sin Clock(罪なる時計)】が象徴する綿密な犯罪計画と、【シンクロニシティ(不思議な偶然の一致)】が絡み合う鮮やかなストーリーテリング。主人公たちを待ち受ける想定外の《罪深き》結末。たった一晩で、最低の人生は最高の人生に変えられるのか―。主演・窪塚洋介が個性豊かなキャスト陣とともに贈る、新時代のサスペンス・ノワールから目が離せない。
2023年2月10日(金)新宿ピカデリー他 公開