読んでたのしい、当たってうれしい。

シネマNEWS

“香り”の能力で母の記憶に飛び込むタイムリープ・スリラー『ファイブ・デビルズ』

11月18日(金)公開&邦題決定!場面写真解禁!

(C)2021 F Comme Film - Trois Brigands Productions - Le Pacte - Wild Bunch International - Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma - Division
(C)2021 F Comme Film - Trois Brigands Productions - Le Pacte - Wild Bunch International - Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma - Division
(C)2021 F Comme Film - Trois Brigands Productions - Le Pacte - Wild Bunch International - Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma - Division (C)2021 F Comme Film - Trois Brigands Productions - Le Pacte - Wild Bunch International - Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma - Division (C)2021 F Comme Film - Trois Brigands Productions - Le Pacte - Wild Bunch International - Auvergne-Rhône- Alpes Cinéma - Division

▼シネマNAVI シネマNEWS一覧
https://www.cinemanavi.com/article_list/

 

 『パリ13区』(ジャック・オディアール監督作)の脚本を手がけるなど、フランスで最も注目される新鋭レア・ミシウス監督最新作“The Five Devils (英題)”の邦題を『ファイブ・デビルズ』として公開が決定した。

 セリーヌ・シアマ、ジュリア・デュクルノーに続く才能、今フランスで最も期待される『パリ13区』脚本の新鋭レア・ミシウス監督作がいよいよ日本劇場初公開となる。アルノー・デプレシャン『イスマエルの亡霊たち』、ジャック・オディアール『パリ13区』、クレール・ドゥニ『Stars at Noon(英題)』などフランスの巨匠監督たちの脚本を手掛けてきたミシウスが、初監督作『アヴァ』に続いて監督長編二作目に選んだ題材は<香りの能力でタイムリープする少女とその家族>の物語。

 本作は第75回カンヌ国際映画祭監督週間においてクィア・パルムに選出され、批評家たちから「息を呑むほど美しい─SO FILM」「カンヌでセンセーションを巻き起こした─RFI」と称賛を浴び、ミシウスの存在が改めて仏映画界において不可欠なものとなった。主演は『アデル、ブルーは熱い色』で世界を魅了したアデル・エグザルコプロス。能力者の娘をもち、自身もある秘密を抱える母親役を熱演した。そして、最注目すべきは、カンヌを沸かせたかつて無いストーリー展開だ。怪しげな家族ドラマはSFの世界へ突入し、やがて情熱的な愛の物語となる。また、<ファイブ・デビルズ>という架空の村を35mmフィルムで捉えた映像が美しく恐ろしく、どこか懐かしいのは、「ツイン・ピークス」『シャイニング』『アス』に影響を受けたというミシウスの言葉通り、それらを彷彿とさせる。随所にオマージュシーンも見受けられ、傑作スリラー作品へのリスペクトも見所だ。

 今回あわせて場面写真も解禁。

 炎の前で不穏な表情を浮かべるアデル演じるジョアンヌ。個性的なヘアスタイルに眼鏡をかけた娘ヴィッキー。自宅の前で誰かを嬉しそうに出迎える父ジミーと対照的にどこか不安げなジョアンヌの2ショット。香りの能力をもつ少女を取り巻く家族を写したどこか怪しげな3枚が披露された。


 11月18日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開

(記事・画像の無断転載・複製を禁じます。すべての情報は更新時点のものです。資料提供:シネマNAVI )

シネマNEWSの新着記事

新着コラム