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　『ミッドナイトスワン』に続く温かな愛、新たな青春映画『サバカンSABAKAN』より、380秒の予告編ロングバージョンが解禁された。

　本作は、番家一路（ばんかいちろ）を主演に、原田琥之佑（はらだこうのすけ）、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、岩松了、そして草彅剛が出演、日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』に続く愛の物語となる。

　今回解禁となる予告編は、サバにちなんだ380秒のロングバージョン。また、５年前に収録をしたもののお披露目に至らなかった、草彅剛が感動のあまり声を震わせたという「幻のラジオドラマ」音声を使用し（一部再録）、構成している。小説家の主人公、久田がサバの缶詰を見つめ、ある忘れられない少年時代の思い出を小説に書いていくところから始まる。

■『サバカンSABAKAN』380秒予告編ロングver

　1986年。夫婦喧嘩は多いが愛情深い父と母と弟と暮らす少年時代の久田は、斉藤由貴とキン消しが大好きな小学5年生。彼のクラスには貧しいためノートを買うことができず、いつも机に魚の絵を描いている変わった少年、竹本がいた。ひょんなことから竹本の家を見に行くことになった同級たちは、たどり着いた家を見て愕然とする。まるで廃墟のようなボロボロの家。それを指さしながら大笑いする同級生たちを横目に、久田は竹本の悔しそうな顔を見て、どこかさみしい気持ちになった。

　それから少したった夏休みのある日。遊ぶ約束をしていないのに突然家を訪ねてきたのは、なんと竹本。驚く久田を、竹原は近所の神社に誘う。そこで竹本の口から聞かされたのは、山を越えた海沿いの町にある「ブーメラン島」にイルカが来たという、少年の心をわしづかみにする素敵な話だった。「一緒にイルカを見に行こう」と誘われた久田は、不安と期待に胸を膨らませながら竹本と二人でイルカを探す旅に出ることを決意する。

　かくして小さな冒険がスタートするも、海を必死に泳いだりヤンキーに絡まれたりと波乱の予感！？ひと夏の冒険を通して、友情を育む少年たちの姿を描いた、夢いっぱいの予告編ロングバージョンだ。さらに、予告編には劇判を務める大島ミチルの音楽もふんだんに使われている。

　8月19日（金）全国ロードショー