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ガイ・リッチー監督最新作『ジェントルメン』より、予告編と場面写真が解禁された。デビュー作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と『スナッチ』以来、晴れて地元ロンドンのクライム・ワールドに帰還したガイ・リッチー監督は、ひねりを効かせたプロットとイキで愉快なセリフの応酬を、緩急自在のギア・チェンジでスタイリッシュに演出。いち早く公開された諸外国では「ガイ・リッチーの歓迎すべき原点回帰」「ギャングスタ―・コメディへの凱旋」と評判を呼び、世界興収はすでに1億ドルを突破している。
解禁となった予告編は、ビールとピクルド・エッグ、ジュークボックスから流れるレコードをたしなむミッキー(マシュー・マコノヒ―)の背後に男が忍び寄り、銃声とともにビールグラスが血で染まる衝撃的な映像から始まる。地下の広大な秘密農園では、「大麻で大儲けした。この商売を500億で譲り、足を洗う」と引退宣言をするミッキー。そんなマリファナ王の引退宣言を合図に群がり始める“一流のワルたち”。財力と交渉力を武器に500億の利権を狙うユダヤ人大富豪や、世代交代を目論む血気盛んなチャイニーズ・マフィアの若頭。さらに、チーマーたちを指導するジャージの男がなにやら怪しいサインを出したり、ゆすりのネタを探してカメラを構えるゲスな私立探偵など、一癖も二癖もあるワルたちを豪華キャストが生き生きと演じている様子が垣間見える。
500億の利権をめぐり、ロンドンのいたるところで勃発する、裏切り、駆け引き、騙し合いは次第にヒートアップし、銃声鳴り響く巨大抗争にまで発展。食うか食われるかの利権争いに、「“飢えたライオンは喰いつくす”」と啖呵を切るマリファナ王!一流のワルたちの策略が一本の線に繋がる時、最後に笑うのは誰だ!? ガイ・リッチー監督の原点回帰作にして最高傑作の呼び声高い本作、豪華キャストが織り成すアンサンブルに期待は膨らむばかりだ。
■『ジェントルメン』予告編
あわせて解禁となった場面写真は、クエンティン・タランティーノ監督も多用することで有名な、車のトランクに詰められた人物の主観ショット(通称:トランク・ショット)や、死体らしきものを運ぶ現場に偶然居合わせたような間の悪いシーンが切り取られている。その他、チャイニーズ・マフィアに銃を突きつけるスリリングなシーンもあれば、秘密農園に忍び込んだチーマーたちのどこか気の抜けた乱闘シーンなど、多彩なカットが痛快な群像劇を期待させる。
5月7日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー