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『ファーザー』は、世界30カ国以上で上演された傑作舞台の映画化。これまでになく画期的な表現で老いによる喪失と親子の揺れる絆を描いた今年最高の感動作。現在83歳の名優アンソニー・ホプキンスが自身と同じ名で生年月日も同じ認知症の父親を演じオスカー前哨戦の賞も次々と獲得、本年度オスカー大本命として数多くのメディアが太鼓判を推し、これが実現すれば、『羊たちの沈黙』レクター博士役以来30年振りの受賞となる。
さらに、『女王陛下のお気に入り』のオスカー女優オリヴィア・コールマンも繊細な娘役で深い共感を集め、アカデミー賞助演女優賞が有力視されている。先日発表された第78回ゴールデン・グローブ賞では作品賞〈ドラマ部門〉、主演男優賞〈ドラマ部門〉、助演女優賞、脚本賞の4部門にノミネートされ、オスカーへの道が日に日に近づいている。
解禁された予告では、記憶が薄れゆく自身に困惑するアンソニー(アンソニー・ホプキンス)のシーンから始まる。父親の姿に戸惑う娘のアン(オリヴィア・コールマン)の姿ともに、アンソニーの視点を通して映し出される現実と幻想の境界線が曖昧になっていく様子や、過去の記憶と時間の混乱が、観る者をスリリングな映像体験へと誘っていく。父と娘の深く揺れ動く感情に心を掴まれるとともに、親子の深い愛が鮮明に映し出されている。
あわせて解禁されたビジュアルでは、愛おしい眼差しで見つめあう親子の姿が切り取られ、「史上最高の演技」の言葉とともに、豪華オスカー俳優キャストが織りなすアンサンブルに期待が高まる仕上がりとなっている。現実と幻想の境界線が崩れゆく父と、戸惑う娘。驚きと不安の中たどり着いた答えとはー。かつてない映像体験で心を揺さぶる今年最高の感動作。
■『ファーザー』ショート予告
5/14(金)、TOHOシネマズ シャンテ他ロードショー