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美博ノート

  • 雪庵菓子皿 雪をかぶった庵の窓にほおづえつき、所在なげに外を眺める坊主頭。ほのぼのとした趣の本作は、京都で活躍した図案家・画家の神坂雪佳(1866~1942)がデザイン、陶芸家の河村蜻山が制作した。

    2023/11/01 更新


  • 百々世草 八つ橋 原画 まるで青と緑のシルエットのようなカキツバタの群生。明治~昭和期に活躍した図案家・画家の神坂雪佳(1866~1942)の図案集「百々世草(ももよぐさ)」に収められた「八つ橋」の原画だ。2001年には仏ブランド・エルメスの雑誌の表紙を飾った。

    2023/10/25 更新


  • 紅梅の袿(うちき)と桜の細長(ほそなが) 袖や襟からのぞく赤、ピンク系のグラデーション。源氏物語の主人公・光源氏に嫁いだ皇女・女三宮をイメージした装束は、染色家の吉岡幸雄(1946~2019)が物語中盤の「若菜上」の巻で書かれた女三宮の姿に基づいて制作した。

    2023/10/18 更新


  • 花樹双鳥文夾纈(きょうけち)復元 花咲く大樹のもと鳥が向き合う図柄の裂(きれ)は奈良・正倉院宝物の染織品だ。京都市の工房「染司(そめのつかさ)よしおか」5代目・吉岡幸雄(1946~2019)が、幻の技術と呼ばれる夾纈(きょうけち)技法で復元した。

    2023/10/11 更新


  • 東大寺二月堂修二会(しゅにえ)造花(椿) 奈良・東大寺二月堂で毎年3月に営まれる修二会(お水取り)で、堂内を飾るツバキの造花。素材となる赤、黄、白色の和紙は、京都市で江戸時代から続く染色工房「染司よしおか」が納めている。

    2023/10/04 更新


  • 上絵金彩扇面散文(せんめんちらしもん)大花瓶 高さ75㌢の花瓶は、今展に並ぶ約150点の中でも最大級。京焼の九代帯山与兵衛(1856~1922)が焼成し、横浜の陶磁器商・井村彦次郎が絵付けした輸出品だ。

    2023/09/27 更新


  • 上絵金彩綾棒踊(あやぼうおどり)図花瓶 山吹色から青色へ。本作品にも見られる鮮やかなグラデーションを得意としたのは明治時代に活躍した京都の窯元・九代帯山与兵衛(1856~1922)。技巧的な造形と華麗な色使いが、海外で高い評価を得た。

    2023/09/20 更新


  • 釉下彩透彫(ゆうかさいすかしぼり)朝顔文花瓶 全体を包み込むように、大輪の花を咲かせる朝顔。透かし彫りが涼やかな本作品は、京都の窯元・七代錦光山宗兵衛(1868~1927)が、新しい技術や流行を取り入れて制作した。

    2023/09/13 更新


  • 上絵金彩花文麒麟鈕(きりんちゅう)大香炉 墨色で丹念に描かれた木目模様。ふたには透かし彫りが施され、最上部に構える麒麟(きりん)の小さな牙が何本も見える。

    2023/09/06 更新


  • 徳川家康画像(部分) 徳川家康晩年の肖像は、九男で尾張家初代の徳川義直(1600~50)が描いたものだ。面長でふくよかな顔、福耳、小ぶりな口などの特徴を捉えている。

    2023/08/30 更新