新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
昨年からお正月にパレスホテル東京さんで独演会をやらせていただいています。今年の1月3日に初めて食べたのですが、断トツでおいしかった。
粗めの栗の粒が外側のまろやかな生クリームで包まれているんですけど、食感がよく、栗の味もしっかり感じられる。甘ったるくなく、いい感じの上品な甘さなので、普段甘い物を食べない方にもよろこばれる味ではないでしょうか。栗とクリームのバランスが絶妙で、さすがだな、という印象です。僕も楽屋の差し入れとかに持って行きたい一品。これが楽屋にあったら、高座でも力をさらに発揮できそうなくらいおいしいです。
楽屋には寒天やたい焼きとかが置いてあって、身近に甘味がある。前座修業のころは、楽屋に師匠たちがいただいた差し入れがあって、それを分けてもらうこともよくありましたよ。
おいしい物を食べたときに感じたことは、落語のまくらで使うしぐさだったりとか、そういうところでも勉強になっていたりします。味だけではなく、形も意識するようにしていますね。やっぱり落語って食にまつわる話も多いですから。落語家として食は大切な「芸の肥やし」と僕は思っています。
◆東京都千代田区丸の内1の1の1(問い合わせは03・3211・5211)。
1460円。
午前11時~午後8時(ラストオーダー7時半)。
地下1階の「スイーツ&デリ」(800円、10時半~7時)でテイクアウトも可能。
いずれも無休。
たきがわ・こいと 落語家。
1984年生まれ。瀧川鯉昇に弟子入りし、2019年5月に真打ちに昇進。3月12日に自身の半生を書いた「特攻する噺家」(ワニブックス)を出版。