新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
僕はね、奈良が大好きなんですよ。様々なご縁があって、7、8年前から樫舎のご主人と大変親しくなりましてね。彼は非常に菓子作りに熱心で、東大寺さんや春日大社さんなどの御用を任されている。若いのに名人です。
普段は季節に合わせたものをいただいているんですが、お取り寄せできていつでも食べられるものっていうと、葛焼きがうまいんですよ。これは際限なく食べられちゃう。和菓子って「甘い」って思っている方が多いと思うんですけど、甘くない。紅白の葛焼きなんですけれど、丹波の大納言と備中の白小豆、それぞれに吉野の本葛を使っていて、本当に素材の味を大事にした品のいいお菓子です。
彼の作るお菓子は非常にシンプルで心がこもっているんです。心がこもっているっていうのは、一番おいしいですよね。音楽もお菓子も、素材を大事にして手作りで手渡しするっていう意味では共通しているんだと思います。彼は大阪のコンサートの時は毎回楽屋にやってきてくれて、お菓子を振る舞ってくれるんです。その度に、元気と「いくぞ!」っていうやる気をもらっています。
◆奈良市中院町22の3(問い合わせは・FAX0742・22・8899)。
1箱2365円(紅・白、各3個入り)。
午前9時~午後6時。電話かファクスで注文可。
さだ・まさし シンガー・ソングライター、小説家。
4400回を超えるソロコンサートを開くかたわら、今年5月に46作目のオリジナルアルバム「存在理由~Raison d’etre~」をリリース。