新浜レオンさん
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
「なごみの米屋」のぴーなっつ最中 地元・千葉の名産、落花生が練り込まれたあんが詰まっていて、食べると地元で過ごした時間を思い出します。
若い頃、写真作品の「海景」シリーズを撮影するために、海外のへき地に1カ月ほど行くことが多かったんです。そうなると、白米に梅干しとのりを持って行く江戸時代のような旅行スタイルになりました。それにこの羊羹(ようかん)。
しかも、これは一粒で二度おいしい。「海景」シリーズで夜の海を撮影するとき、食べる前に露出計として使います。小豆の粒のある切り口が見えなくなる寸前が撮影タイミング。一日の最後の残り日、切り口が見えるか見えないかの光の時に、最高のトーンが出る。暗すぎて露出計が機能しなくなった後で出てくるのが「夜の梅」という露出計なのです。
米国の同時多発テロ以降、フィルムを飛行機に持ち込むことが難しくなって「海景」シリーズは撮れなくなりました。でも、来年1月にはタスマニアに行って再開しようと思っています。その時も「夜の梅」を持って行く予定です。
◆全国のとらや79店舗で販売。
1本3024円(330グラム×2個)。
問い合わせはご注文承りセンター(0120・454121)。
インターネット販売も。
すぎもと・ひろし 現代美術家。
12月23日まで千葉市美術館で個展「杉本博司 趣味と芸術 味占郷/今昔三部作」を開催。