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3月8日は<国際女性デー>

『ペトルーニャに祝福を』監督コメント到着!

(C)Pyramide International
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 2019年ベルリン国際映画祭においてエキュメニカル審査員賞、ギルド映画賞のダブル受賞を獲得し、注目されたテオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督の最新作『ペトルーニャに祝福を』。3月8日の<国際女性デー>に寄せて、これまでも女性の視点で映画を作り続けてきたミテフスカ監督からコメントが到着した。

 本作は、北マケドニアの小さな街、シュティプを舞台に、女人禁制の伝統儀式に思いがけず参加してしまった一人の女性が巻き込まれる騒動を描く物語。十字架を川に投げ入れる伝統儀式「神現祭」は、東ヨーロッパの東方正教を信仰する国々で毎年1月19日に行われている。川に投げ込まれた十字架を勝ち取った人物は幸せになれると信じられており、男性だけが参加を許されていた祭である。首都スコピエ生まれのミテフスカ監督は、2014年に、北マケドニアのシュティプで十字架を掴み取った女性をモデルに、実際の出来事を下敷きに本作を完成させた。

 ミテフスカ監督が「今日でさえ、強い女性として活躍するのが難しい」と語る保守的なバルカン地域を舞台に、ペトルーニャの闘いをアイロニーとユーモアで鋭く描き出します。「幸せになる権利は私にもあるはず。なのに、なぜ?」。映画が描くペトルーニャの思いは、性別だけでなく国籍、出自、セクシャリティ…など、多様な社会に生きるあらゆる人々にとって普遍的なもの。ペトルーニャの闘いをとおして、それがままならない世の中に疑問を投げかけ、現代社会に生きるすべての人にとっての「なぜ?」を問いかける映画である。

 2018年には同じ町で女性が川に飛び込み、現在では女性も参加するようになったという北マケドニア。ミテフスカ監督は、「私が大人になる過程で、自分が自信を持つことが、とても大切だと感じました。成長していく中で、誰であっても自信を持つようにして行くことがとても大切です。その自信とは何か? それは、自分の中の女性的な部分を大切にすることを許容することです。そして、「他の人と比べて、あなたは足りていない」と言われることを、絶対に許容しないように自分を励ますことが大切です。」とコメントを寄せた。

 4月25日(土)、岩波ホール他、全国ロードショー。

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