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サム・メンデス監督作『1917 命をかけた伝令』第92回アカデミー賞において<撮影賞、録音賞、視覚効果賞>の3部門を受賞した!
撮影賞を受賞したロジャー・ディーキンスは、「仲間の撮影監督のインスピレーション、友情に感謝します。さらに支えてくれた妻や、スタッフのみんな、そしてサム・メンデス監督、このような素晴らしい経験を与えてもらい感謝しています。」と、喜びの表情を浮かべた。撮影賞を受賞するのは第90回アカデミー賞での『ブレードランナー 2049』以来、2度目となった。
本作は、サム・メンデス監督が、若き兵士たちが困難なミッションに立ち向かう姿を臨場感たっぷりに、さらに観る人たちを物語への究極の没入感へ導き、登場人物たちの行動や心情を体感してもらうために“ワンカット映像”という画期的な撮影方法を全編に採用した。全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】は、登場人物の感情や臨場感を表現する<長回し>として多くの監督がその手法を取り入れてきた。
監督によると「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした。特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした。自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」。さらに、「本作は、映画の歴史を語るわけでも、何かメッセージを伝えたいというわけでもない。使える映画の技術はすべてつぎ込んだよ。映画は体験だ。観客には頭を空っぽにして観て、感じて欲しい」。撮影監督のロジャー・ディーキンスもその画期的な演出方法について「(長回しで撮影するために)照明器具を置くことができなかったり、天候に左右されたりして撮影は大変だった。だが、そこを注目して欲しいのではなく、それを忘れて作品の物語へ没頭してもらうことが目的だ」と語っている。
海外でも「本年度の作品でめざましい技術的な成果を残した作品の一つ」(バニティ・フェア)と評され、その画期的な撮影および演出に注目される本作。 53の賞、163部門で受賞&ノミネート(宣伝調べ:受賞とノミネーションの合計※ノミネーション後に受賞したものは、ノミネート数時点でカウント)を記録しており、今週14(金)から始まる全国公開は大いに盛り上がりを見せると期待が高まっている。
★録音賞:マーク・テイラー、スチュアート・ウィルソン
本作のスタッフ・キャストを代表して受け取ります。塹壕のなかや様々な過酷な現場で、クルーの全員が素晴らしい仕事をしてくれました。プロデューサーやスタッフ、キャスト、家族に感謝します。そして、サム・メンデス監督がいないとここに立てていません。本当にありがとうございました。
★視覚効果賞:ギョーム・ロシェロン、グレッグ・バトラー、ドミニク・トゥーイ
今作はドリームプロジェクトであって、VFXにどうアプローチするかのチャレンジであり、素晴らしい仲間たちとコラボレーションのできる機会でもありました。プロデューサーをはじめ、スタッフ、キャスト、そしてサム・メンデス監督に感謝しています。
2月14日(金)全国ロードショー。