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東京・俳優座劇場 東京演劇アンサンブル「白い輪、あるいは祈り」

 3月19日(水)から23日(日)まで、東京都港区の俳優座劇場で開催される東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲ「白い輪、あるいは祈り」(4,300円)にペア5組を招待。

 (応募締め切り後、当選通知を郵送。当選者は希望日時を要予約、各公演先着で受け付け)

 

 東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲとして「白い輪、あるいは祈り」を上演。

 脚本家・演出家の鄭義信を作・演出に迎え、韓国で上演されたベルトルト・ブレヒトの唱劇版「コーカサスの白墨の輪」を翻案した作品。日本での上演は初となる。

 

 

公演概要

東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲ「白い輪、あるいは祈り」

3月19日(水)~23日(日)

 

<対象公演>
日時:3月19日(水)午後7時開演
   3月21日(金)午後2時開演、午後7時開演
   3月22日(土)午後2時開演
   (いずれも開場は開演の30分前から)

※要予約
※各公演、予約は先着で受け付け

 

会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)
   都営地下鉄大江戸線 六本木駅 6出口すぐ

料金:一般前売 4,300円
   U30(30歳以下) 3,300円
   当日券 4,800円
   ペアチケット 8,000円(いずれも自由席。整理番号順の入場)

 

▼公演ページ
http://www.tee.co.jp/wordpress_3/?p=2935

▼会場公式サイト
https://www.haiyuzagekijou.co.jp/

 

ご予約方法

 当選はがきのご到着後、はがきに記載の方法で鑑賞希望日を予約

(メール、電話、メールフォームから送信などを予定)

 

 

イントロダクション

 ブレヒトの「白墨の輪」の中にある、生みの母親と育ての母親の子どもをめぐる争いは、日本では「大岡裁き」として、誰もが知っている物語である。けれど、そもそもの物語の発端は、戦乱の中、領主の息子である幼子が置き去りにされたことにある。そしてまた、戦乱によって、召使女のグルシェと兵士のシモンの人生が大きく狂っていくこととなる。愛する二人は、わけもわからず戦乱に振り回される……シモンは徴兵され、グルシェは幼子を抱え、必死で逃げ続けなければならない。件の争いは、「白墨の輪」の中の、単なるひとつのエピソードでしかすぎない。

 「白墨の輪」のラストはハッピーエンドであるかのように、幕が閉じられる。そこに、いつも疑問を感じていた。すべてが丸く収まったかのように見える、その裏で戦争の火種はまだくすぶっているではないか……そして、いざ戦争が始まると、犠牲になるのは、いつも民衆である。きっとまたシモンは戦争に呼び戻され、グルシェとふたたび引き裂かれることとなるだろう。グルシェもまた幼子を抱えて、戦火を逃れ続けなければならないかもしれない。

 世界で戦争の日は消えない。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争……日本もいつ戦火に巻き込まれるかわからない。わたしたちの平和の祈りは、機関銃にかき消され、戦車に踏みにじられるだけかもしれない。けれど、平和への祈りの輪を広げることで、この地上から戦火が消えることを、切に祈っている。この作品が、戦争と平和を考える一助とならんことを祈っている。(鄭義信)

 

スタッフ

脚本・演出/鄭義信 
音楽/久米大作
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/木場絵理香
照明/増田隆芳
音響/藤田赤目
振付/広崎うらん
擬闘/栗原直樹
メイク/高村マドカ
歌唱指導/吉村安見子
舞台監督/三木元太
宣伝美術/小田善久 伊波二郎
制作/太田昭 小森明子

 

キャスト

アツダク 洪美玉
グルシェ  永野愛理
シモン 雨宮大夢
浅井純彦/菊地柾宏/公家義徳/志賀澤子/鈴木貴絵/竹内茉由架/戸澤萌生/永濱渉/奈須弘子/二宮聡/林亜里子/原口久美子/彦坂紗理奈/福井奏美/細谷巧/町田聡子/真野季節/三木元太

 

主催・お問い合わせ

東京演劇アンサンブル TEL:03-3920-5232

 

2月下旬~3月上旬発送。

 

〈当選発表は発送をもって代えさせて頂きます〉
〈当選権利は、第三者への譲渡または換金等はできません〉
〈ご住所、電話番号などの配達情報をご確認ください〉
2025年2月26日16時締め切り

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