読んでたのしい、当たってうれしい。

おんなのイケ麺(めん)

矢井田瞳さん
「三軒茶屋 武屋」の鴨せいろ

「三軒茶屋 武屋」の鴨せいろ
「三軒茶屋 武屋」の鴨せいろ
「三軒茶屋 武屋」の鴨せいろ 矢井田瞳さん

 新しいそば屋を見るとついチェックしてしまうくらい、そばが好き。そば屋って庶民的なお店と割烹(かっぽう)料理のような高級店の二つに分かれると思うんですけど、ここはどっちの雰囲気もあっていいんですよね。お店にお客さんが自由に読んだり書いたりできる「つぶやき帳」があって、そばを待つ間、宣伝マンになったつもりでお店の感想を書いてます。

 そばって、大人になったら夜食べるものに変わりました。お酒のつまみになる一品料理を食べて最後におそば。ここでは煮物をよく注文します。母が作ってくれたような、やさしい味なんですよね。

 白くて透明感のあるそばは、のどごしがいいんです。まず普通に食べて、途中からサンショウをふわふわっと2、3回振って味を変えます。最後はそば湯。カモのだしがきいたつけ汁に入れて、七味をちょんちょんと入れて飲むのが好きですね。

 

◆東京都世田谷区太子堂4の26の13
 (TEL03・3419・2819)。
 900円(大盛りは200円増し)。
 午前11時半~午後9時。(水)休み(月1回不定期で連休も)。


 やいだ・ひとみ ミュージシャン。
 2月10日(月)と11日(火・祝)、ビルボードライブ東京でピアニスト塩谷哲とデュオライブ。

(2014年1月14日、朝日新聞マリオン欄掲載記事から。記事・画像の無断転載・複製を禁じます。商品価格、営業時間など、すべての情報は掲載時点のものです。ご利用の際は改めてご確認ください)

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